美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

休日出勤

今日は勤務校の大学院入試。ということで教員はほぼ全員休日出勤。
入試業務をこなしながら、来週から始まる卒論・修論試問に向けて、彼らの論文を読み返す。卒論の方は「読み飽きた」と言っても良いくらいなのだが、やっぱり誤字とかがありやがる(僕に見せて以降の誤字ならこっちはあずかり知らないけど)。

「周りに迷惑」という言い訳

今日の新聞に載っていたが、日教組の全体集会を某ホテルで開こうとしたら、「他のお客様や周りの迷惑になる可能性が高い」ということで、裁判所からも「合理性がない」と言われていたのにもかかわらずキャンセルしたとのこと。ホテルは客商売だから、まあ一理あるとも言えるが、それなら申し込まれた時に断るべきだったよね。まさか日教組がどういう団体で、毎回「恒例行事」のようにその集会を「右」の街宣車が取り囲んで示威行動をすることくらい知らなかったとは言わせない。今回のこの事件、一番悪いのはホテル、その次は「右」の皆さん。大体、組織率もがた落ちの組織を取り囲んでおだあげている暇あったら、せっかく「省」に昇格したんだから、その有り余った体力を「お国」のために役立てればいいのに。迷彩服やら軍服(もどき)は街中で着るもんじゃなかろうに。
もう一個気になるニュースとして、つくばみらい市で開かれる予定だった「DVに関する講演」が、あるグループの抗議によって取り消された、という事件(詳しくはこちら参照)。アメリカの過激なプロライフ派を彷彿とさせるが、上の事例もそうだが、やはり「危機感」に煽られているんだろうな、反対する皆さんは。
でも、要するに両方とも、事を荒立てなくないところへの「嫌がらせ」だよね。嫌がらせでしか意見表明が言えないような連中の話に聞く価値がないというのは、ほとんど僕の経験則。やれやれだぜ。

帰り道に

折角休日出勤しているんだから、寄り道でもして、何か買わないとね。で、足が向くのが本屋というところが哀しい性だが。

昭和天皇 (岩波新書)

昭和天皇 (岩波新書)

前作の『滝山コミューン一九七四』もまだ読んでないんだけど、買っちゃった。同じく岩波新書
占領と改革―シリーズ日本近現代史〈7〉 (岩波新書)

占領と改革―シリーズ日本近現代史〈7〉 (岩波新書)

も購入。
ひとりでは生きられないのも芸のうち

ひとりでは生きられないのも芸のうち

ブログからのより抜きだが、僕がブックマークしていたものも多数なので、購入。
選挙 [DVD]

選挙 [DVD]

最後はDVD。学科の先輩の想田和弘監督が取った傑作ドキュメンタリー。このDVDの近くに、京都市長選の候補者が関わっている本が並んでいたのには笑った(買わないけど、こっちは)。