美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

雨のメーデー

といっても、労働者としての活動はせず、東京から新幹線で京都に帰り、そのまま出勤する。自分で言うのも何だが、働き者というか、貧乏性というか、まあそれだけ追いつめられて日々の仕事をこなしているのは、元来怠け者の自業自得といえるのだが、大学のPCに溜まっていたメールに幾つか返事を出したり、原稿やら講演やら審査などのお願いを受け入れたり断ったりしているうちに、あっという間に数時間が経っていて、結局予習らしきものはできそうにもない(文章が新幹線で読んでいた金井美恵子っぽくなってしまった。あの域は真似できないけど)。

ロハスというより化学実験

妻の本棚から、こんなものを見つけてつい読んでしまう。

重曹生活のススメ

重曹生活のススメ

色んな所でもてはやされている、というのは漏れ聞いていたが、読んでみると確かにやってみたくなる。環境に優しいとか、ロハス的なノリはもちろんある種の魅力なわけだが、僕には、例えばクエン酸(話は変わるが、このクエン酸って、日本語だって知ってびっくりしたよ。枸櫞という漢字。英語だと柑橘系の酸だからcitric acid)と混ぜて泡立てさせるとか、そういう化学の実験めいた雰囲気の方に惹かれた。
連休中に道具を揃えてしまいそうな自分が怖い。

漢らしすぎる

ようやく見れましたよ、上野洋子さんのライブDVD。

いやあ、改めてかっこいいライブですね。山海塾めいた謎の舞踏はどうかと思うけど(笑)。箇条書きにして感想を書くと、

  • 表紙がCDとまったく同じというところにも、そういうところにこだわらない洋子さん(の漢)らしさが・・・
  • 「赤い月」の変拍子の間奏部分はやはりかっこいい。
  • 新居昭乃さんがインタビューされていてびっくり。こんな映像、僕はほとんど見たことがないぞ。「(洋子さんを評して)びっくりするほどさっぱりしている(笑)」と言っていたのには笑った。
  • 映像で見ると、改めてバックを勤めた皆さんの超絶技巧を確認できて楽しい
  • 「Root A」の仙波清彦師匠のドラムソロにはあっけにとられる。気負わずにやっているところがまた凄い。「はにわ」用語でいうと、一人「オレカマ」状態。
  • 「約束の花」での、仙波師匠とギターの鬼怒無月さんのバトルも見所

僕は堪能いたしました。洋子さんの面白トークが収録されていないことだけが残念でしたが・・・。