美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

HACHI見に行っちゃった

先日、村上たかしの『星守る犬』を読んだ勢いで、街中に出てつい公開直後の「HACHI」を見に行ってしまう。いつまでもなく、「ハチ公物語」のリメーク。ということで、ストーリーはほぼ完璧にわかっているんだけど、鉄板で泣かせる話だからなあ。僕もうるっ、と来たし、妻はしっかり泣いていた。
秋田犬、可愛過ぎる(たまにわさおみたいなのもいるけど)。

追記:いや、ストーリーとしてはどうかと思う部分も多かったんですよ、実は。特に気になったのは、ハチがアメリカに送られるときの描写(冒頭)と、リチャード・ギアの同僚役の日系人。要するに、「日本の表象」が相変わらずなんである。お寺の鐘がゴーンといったり、竹刀でチャンバラ遊びをしたり。「カラテ・キッド」の時代から、大して変わっていないんじゃないの、といいたくなる(あれは考証がめちゃくちゃなのが有名だけど)。で、ストーリーとしても、いきなり「さあ、お行きなさい」とばかりに娘夫婦がハチを野良犬にさせたり、地方紙に載るくらい有名になっているのに引き取りに来ないとか、10年ぶりに奥さんが佇むハチを見て感涙するけどまたまた放置するので「連れて帰れよ」といいたくなるよなー(ここまでネタバレなので反転)。