美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

また谷根千散策

今日もいい天気なので、まずは東大農学部を越えたところにある根津神社に向かう。ここはこの季節、躑躅が有名。しかし、盛りは少し過ぎていた。縁日のように多くの人出。こんなに大きな神社とは恥ずかしながら知らなかった(初めてなのだ)。
そのまま適当にてくてく歩き、いつの間にか谷中銀座に出て、そこを通過し谷中霊園を散策。ここも結構有名人の墓があって楽しい。写真は、偶然見つけたのだが、玄洋社のメンバーで、大隈重信に爆弾を投げて自決した来島恒喜の墓。揮毫は頭山満。昔、玄洋社と東学の関係を調べたこともある僕にはラッキーな出会い。他にも青山胤道の墓も発見(東京帝大医学部のドンで、北里柴三郎と対立した人だったと思う)。渋いところでは、教派神道の一つ禊教の教祖井上正鐡(まさかね)のでかい奥津城もあった。谷中墓地も久しぶり。学生時代にここで花見をやったけど、やはりお墓なので落ち着かなかった記憶がある(「桜の木の下には死体が埋まっているよね、ここではマジで」「まんま梶井基次郎坂口安吾だね」などとふざけ合った。一応文学部の意地)。
結局言問通りを歩き、本郷に戻ってそこで夕食(韓国式の焼肉屋。サンギョプサルという豚の三枚肉をカリカリに焼いて食べる)。食い過ぎたので、また歩いて帰宅。今日は結構歩いたなあ。