美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

先行研究の整理

新幹線の中で読了。

創価学会の研究 (講談社現代新書)

創価学会の研究 (講談社現代新書)

確かに、非常にクールで良い本。特に、研究者としては第3章の先行研究のまとめがありがたい。僕も知らない研究がたくさんなんだなあ、と改めて思った。最初期の小口偉一・佐木秋夫の研究(1957年)では、創価学会が下にも置かぬ接待をしたのにけっこう手ひどいことを書いて一時期東大宗教学研究室と険悪になった、という「伝説」まで聞き及んでいるのだが(真偽の程は知らぬ)、学者による着実な研究が減るのと同時に、マスコミによるバッシングが増える、という指摘は傾聴するべき。
創価学会―その思想と行動 (1957年)

創価学会―その思想と行動 (1957年)

タイム トゥ チャント―イギリス創価学会の社会学的考察

タイム トゥ チャント―イギリス創価学会の社会学的考察

アメリカの創価学会―適応と転換をめぐる社会学的考察

アメリカの創価学会―適応と転換をめぐる社会学的考察

今、僕の研究室にあるのはこれくらいかな。