美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

注文した本

注文した本が一気に届いて、僕のメールボックスは崩壊寸前。

ナショナリズムの由来

ナショナリズムの由来

とうとう買ってしまいましたよ。これで、僕の研究室には人を殴り殺せる鈍器のごとき本がまた増えたわけだ。あと、鈍器となり得るのは、山室信一先生の『思想課題としてのアジア―基軸・連鎖・投企』と小熊英二先生の『〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性』だな。図らずも、これらのごつい本は「ナショナリズム」を軸にした本だ。かくもナショナリズムは人を多弁にさせるのか・・・。
フランス「心霊科学」考―宗教と科学のフロンティア

フランス「心霊科学」考―宗教と科学のフロンティア

タイトルに惹かれて。星の王子様とか訳している稲垣先生、こっち方面も強かったのか・・・。
中国思想史

中国思想史

僕が弱いのは、中国哲学なのだ(他にも色々あるけど、例えばフーコーの権力論と同じ程度のことを中国哲学史で喋れるか、と言えば、喋れないわけ)。ついでに、西洋哲学と中国哲学を衝突させる試みをしているこの本も。
残響の中国哲学―言語と政治

残響の中国哲学―言語と政治

中島先生は、僕の修士時代、中国哲学研究室の助手をなさっていた。当時大学院自治会にいた僕は、中島先生に唆されて、ランズマンの「ショアー」の一気上映という無謀な企てに駆り出された。良い思い出になっているが、準備とかは結構大変だった気も。当時客員教授で宗教学研究室に来ておられたヘブライ大学のホロヴィッツ先生も上映に参加されて、「出てくる言語(英語、フランス語、ドイツ語、ポーランド語、ヘブライ語など)は大体分かる」とおっしゃり、僕らはただ驚愕(ホロヴィッツ先生は、ポーランドユダヤ人の生き残りだったと思う)。
信じない人のための〈宗教〉講義

信じない人のための〈宗教〉講義

翻訳書で散々お世話になっている中村先生の宗教学講義。