美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

安彦良和先生舞台挨拶

さて、先週は安彦良和先生の原画展に行ってきたのだが、今日はみなみ会館で行われた「安彦良和監督舞台挨拶&クラッシャージョウ上映会」に行ってきたのだった。自転車で行けるもんね、この映画館は。
会場一時間前に整理番号をもらっておいたのだが、開演時刻になると長蛇の列。年齢層がみな高い(人の事は言えぬが)。恐らくほとんどがファースト世代だよね、僕含めて。思った以上の人出で、どうなる事になるかと思ったが、それでも前から3列目に座れた。
階段下に並んでいると、安彦先生とスタッフが普通に現れてビックリ。僕は生の安彦先生を見るのは初めて。
トークはあっという間に終わってしまったのだが、「クラッシャージョウ」を作成する時、原作の高千穂遥氏と相談して「父との葛藤」というテーマを挿入した事など、面白い舞台裏情報が聞けて、僕は満足。「高千穂の作品では、ジョウよりもダーティーペアのあほらしさが好き」という発言にも大爆笑(特に僕の後ろの陣取っていた40前後のお姉さん方の集団が)。
先生が退場して、上映が始まる。僕はこの映画見るの、恐らく20年振りくらいじゃないかな(劇場では初めて)。確かにちょっと長いかな、と思ったけど、面白かったですよ。80年代のサンライズの良さが現れているし、協力者の豪華なメンツ(吾妻ひでおとか、竹宮恵子とか、和田慎二とか、細野不二彦とか色んな有名漫画家)にはビックリさせられたし。
帰りの本屋では、当然この本を買って、夕食を食べながら読みふける。

安彦先生はマ・クベを格好良くしてますね、意図的に。戦闘シーンに「哀・戦士」の歌詞が躍る演出にはビックリ。脳内で自動再生してしまう自分。