美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

在日外国人の神様と国際政治

今日、帰り道の大垣書店で買ったのはこの2冊。

となりの神さま

となりの神さま

日本中に点在する在日外国人の宗教施設を巡ったルポ。写真が多く、学生に見せるのに都合が良さそうと思い購入。
SIGHT (サイト) 2007年 08月号 [雑誌]

SIGHT (サイト) 2007年 08月号 [雑誌]

なんちゃって左翼オヤジの僕は、この雑誌くらいのテイストがやはりちょうど良い(笑)。冒頭の藤原帰一先生と坂本龍一の対談と、内田樹先生のインタビューが目当て(内田先生の意見はブログと本で良く目にしているけど、つい頷いてしまう説得力があるからなあ)。
藤原先生の発言がクールでしびれる。国際政治学とか国際関係論という名前の学問に、僕はどことなく不信感(般教で聞いて面白くなかったことが一番の理由だが)を持っているが、藤原先生みたいな人に習えば良かったなあ。
なお付言しておけば、僕の「国際政治学」への一方的な思い入れがひっくり返って不信感になっていることも言わねばフェアではないだろう。つい僕はこの手の学問に一種の「予言」を担って欲しいと思ってしまうのだ。10年先とは言わないが、2、3年先くらいは「当てて欲しい」と思ってしまうのだ(予言性を欠いた政治学など、現状肯定に最も堕しやすいのではないか、と失礼ながら思ってしまうので)。