美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

テキストの選び方

うーん、「著者の言うことはもっともなんだけど、じゃあ、実際僕たちはどうすればいいわけ?」と悩んでしまうようなテキストは、学生さんも僕もなかなか困ってしまうものだなあ。政策・行政に関することだと、なおさらだ(一応文学部だし)。今、在日外国人についての本を何冊か読み進めているのだが、どうしてもそういう隔靴掻痒感がある。僕は良いけど、学生さんの方に「疲れ」の色が・・・(笑)。
まあ、悩んですっきりしないというのも重要な体験だとは思うのだが(そんなに簡単にすっきりされてたまるものか)、次のテキストはもうちょっと「実際我々はどうすればいいのか」と言うより「どのように分析できるか」という方に持っていきやすい本を選ばないとまずいかも、と講義の終わった直後の今、一人反省会。