美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

「四月病」

四月病とは、五月病の反対で、新学期が始まったばかりであれもこれも勉強するぞ勉強するぞ、と某教団のように呟きまくることだが(その後はお定まりの五月病に突入し、平常状態に戻る。これをもう十数年も繰り返している)、注文していた高めの本が今日どかどか届いた。

世俗の形成――キリスト教、イスラム、近代

世俗の形成――キリスト教、イスラム、近代

これまたごついなあ。翻訳なさった中村先生には頭が上がらない。といいつつ、前著『宗教の系譜―キリスト教とイスラムにおける権力の根拠と訓練』もごつすぎて、途中で絶賛挫折中なんだが。

フーコーの講義録。「ですます」調で訳されているからといって、読みやすいわけではない。そりゃ、他の本よりも取っつきやすいけど。これもしばらく(もしかすると永遠に)本棚の飾りかも・・・。

このシリーズは出る度に購入。

色々書評もされていたし、尊敬する社会学者(広義の、ね)お二人の編著。

共存の哲学―複数宗教からの思考形式

共存の哲学―複数宗教からの思考形式

知り合いの濱田さんの博士論文。「宗教間対話」とか、「宗教多元主義」という、茨の道を歩もうとする心意気を僕は多とする。

死の文化の比較社会学―「わたしの死」の成立

死の文化の比較社会学―「わたしの死」の成立

これまた知り合い(ゼミの先輩。学科は違うけど)の中筋(松本)さんの御著書。目次を見ただけだが、えらく広い視野で事例を集めてらっしゃるなあ。