「医療化」

今朝の新聞の一面広告に「SAD（社会不安障害）」という病気の説明がされていた。
SADという略称もなにやら示唆的だが（social anxiety disorder）、人前で過剰に緊張してしまったりするこの病気、実は脳内物質が関与している可能性もあるという。鬱や統合失調症も脳内物質の関与がある程度明らかになりつつあり、まあそんなものかな、とも思うけど、何でもかんでも「脳内物資」のせいなんだ、としてしまうと、人間の感情なんて脳内物質の化学反応なんだ、という倒錯した認識も生まれそうだ。