美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

身も蓋もないなあ

先ほど、三浦展さんの話題の本をさっくり読了。「さっくり」というのは、面倒くさい数字とか統計データはほとんどすっ飛ばしたから(苦笑)。

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

詳細な書評は、既に内田樹先生がなさっているので、スルーします。お許しを。
第一印象は「ほんと、身も蓋もないなあ」と言うところ。三浦さんの作ったレッテルやカテゴリーから漏れる例外は探せばいくらでも出てくるだろうけど、マーケティング的な傾向性の分析としてはこんな感じだろうと納得させられた。僕や、僕たち夫婦も三浦さんの分類によればこれかな・・・なんて考えながら読むと、気が滅入るけどね。
でも、一番気になったのは、三浦さんの宮台真司さん(pp.155-6)や鈴木謙介さん(p.184)に対する当てこすりだったりする(笑)。ギョーカイゴシップ的な脳みそで済みません。