美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

向かない職業

大学の教員、というのは、自分でも結構向いていると思う。
向いていないのは、事務仕事、特に書類を扱う仕事だ。今晩、それを痛感した。
実は、今月と来月に掛けて、文部科学省および日本学術振興会に「こんな研究しますから、お金ちょうだい」という「科研費」の申請書類を書かなければいけなくなったのだが、それが難物。僕がこういう書類書きの仕事がほとんど初めてに近い、ということもあるが、両機構のサイトに行っても「詳しくはマニュアルをダウンロードして読んでね」という感じで、あれもこれもとpdfファイルをダウンロードする羽目に。もう、どれがどれだか分かりません(ファイル名も「001.pdf」とか、無機質なお役所仕事丸出しの名前だったりするし、同じ名前のファイルが同一ページにあったりするし。しっかりしてくれよ、文部科学省)。夜まで研究室に残って、色々見たんですが、あまりのマニュアルの膨大さに発狂しそうになって(目の前に、どちらかの職員の人がいたら、絶対絡んでいたと思います)、「ああ、公務員にならなくて良かった(実は公立大学の教員だから、特殊な公務員なんだけど)」と思いました。デートとか海外旅行では、マニュアルを手放さないマニュアル人間の僕ですが、こういう「書類の書き方」というマニュアルは、ダメ。「いいじゃん、これくらい」、と周りの人に勘弁してもらいすぎたこれまでの人生を悔やんでも、後の祭り。明日、研究室でダウンロードしたファイルをとりあえずプリントアウトする予定。
肩が凝ったので、これからお風呂です。はあ・・・。