美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

迷える子羊

一ヶ月後の「卒論中間発表」の相談に、ゼミ生のKさんが来る。彼女は、「スクールカウンセラー」をテーマに卒論を書きたいと考えているのだが、自分の方向性がまだ見定められず、「どうしたらいいんでしょう」と「迷える子羊」状態。
「カウンセリング」に対しての批判本は本棚に何冊かあったので、それは既に夏休み前に彼女に貸していたが、彼女はどうも、その批判のトーンに引きずられて、混乱している模様。

そこで、気分転換(?)に、以下の二冊を貸してあげることにする。

ケアの社会学―臨床現場との対話

ケアの社会学―臨床現場との対話

これは、看護士を対象とした「臨床社会学」の書(といえばいいかな)。三井さんは昔の知り合いなので、買ってあげたのだが、まだ読む予定がないので、先にKさんに貸すことにする。

自己コントロールの檻 (講談社選書メチエ)

自己コントロールの檻 (講談社選書メチエ)

このところ、感情社会学的な関心が僕自身高まっているが、これは大分前に読んで、なるほどと思った良書。