美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

嘘福音書

苦しんでいるときに、ついつい開く聖典に、こう書いていました。

そこに、編集者やファリサイ派の人々が、〆切を守れなかった者を連れてきて、真ん中に立たせ言った。「先生、この者は〆切を破りました。こういう者は厳しく罰するよう律法により命ぜられています。あなたはどうお考えになりますか。」これは、編集長である先生を試して、口実を得るためであった。先生はかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。しかし彼らがしつこく問い続けるので、先生は身を起こしてこう言われた。「あなた達の中で、〆切を破ったことのない者が、まずこの者を責めなさい」これを聞いた者は、一人去り、また一人去り、そして誰もいなくなった。そして先生と〆切を破った者だけが残された。「あなたに原稿を迫った者はどこにいるのか。誰もあなたに罪を定めなかったのか」「先生、誰も」というと、「ならば私もあなたに罪を定めない。行きなさい。そして、二度と原稿を落としたり、〆切を破らないように」(タカヤによる福音書8:3-11)

信じないように。