美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

久々の恋愛小説

ナラタージュ

ナラタージュ

なんか、新聞で前に絶賛書評を読んで、帯で小川洋子さんも褒めていたので購入して読む。僕にとっては、久々の恋愛小説。
確かに、大学生の時の「痛さ」や「切なさ」を追体験して、僕も色々思い出してしまった。正直言って、恥ずかしい思い出が頭を駆けめぐり、悶絶。ということで、この小説は、良い出来なのだと思う。

このところ、「小説」一般をほとんど読んでいない自分に気づいて愕然とする。もちろん、いわゆる「お勉強」の本は読んでいるけど、小説はこの10年(!)ほど、遠ざかっているような気がする。大学生の時までは、結構読んでいたんだけど。恐らく、「物語」を消費する、という欲望が、僕の場合、かなり漫画で満たされている、というのも大きな理由だと思う。