美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

オタクの赤裸々さを

描いた『ルサンチマン 1 (ビッグコミックス)』、読み終えちゃった(全4巻)。「マトリックス」的な世界だと言えば終わってしまいそうだが、現実世界の「情けなさ」をも徹底して書いた作者花沢健吾の力量はすごい。多少は自己弁護に走りたくなりそうなものなのに。
完全に甘い結末にならないところもよかったです(昔読んだ柏木ハルコの『いぬISBN:4091516416』は完全に甘い結末に持って行ってしまったのが、画竜点睛だったと思っています)。