美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

親子関係

今日、息抜きに買ったマンガは、意識していなかったが、どちらも「親子」が主人公のものだった。

響子と父さん (リュウコミックス)

響子と父さん (リュウコミックス)

僕はこの作者、買うのは初めてなんだけど、なんかとぼけていて良い味ではあるな。感動するとか、そういうのではないけど、じわっと来ることがある。このお父さん、時々いい事もいうのに、普段の行動がダメすぎ一歩手前(判りにくい表現ですが)。
Papa told me~カフェで道草~ (クイーンズコミックス)

Papa told me~カフェで道草~ (クイーンズコミックス)

このシリーズ、この判型になって3冊目の新刊。前も言ったけど、知世ちゃんの顔が丸くなったのにちょっと違和感が・・・。昔の方が美少女だったよー。信吉お父さんは逆に落ち着いてきて良い感じなんだが。物語は、ほとんどが「乙女性(とでも呼ぶべきもの)」を大事にする、という感性で描かれており、ある意味金太郎飴(でも買うんだが)。今回も父子家庭である2人を無邪気に差別する人々が出てくるけど、このテーマも、正直言って何度目かな、という気がしないでもない。何度でも言うべき重要な指摘なんだけどね。ちなみに、僕が感情移入しているのは全てを軽やかに済ませようとする宇佐美先生です。