国際日文研の「大衆文化」研究を中心に
最近、国際日本文化研究センターが立て続けに「大衆文化」についての研究成果をまとめて出版している。卒論でそのあたりをやりたい学生もいたりするので、それを中心に色々学術書をまとめ買い。
今回買ったのはこの三冊。ほかにもカドカワから何冊か出ているので、そっちも後でチェックする予定。
日本の植民地支配においての「ラジオの役割」はこれまでもそこそこ調べられてきたと思うが、メディア論などを加味して、膨らみが増したと思う。
インドにおいて、「在家」なのに「修行」する「家住行者」についてのモノグラフ。
千葉大学の趙景達先生のゼミ生が集まって編まれた論文集。重厚な「東アジアのサバルタン・スタディーズ」といったところか。
現代韓国のある意味「裏面」を暴いたドキュメント。
こちらは「在日朝鮮人と生活保護」、という副題が語っているように、戦後日本における在日朝鮮人が味わった苦難の歴史の検証。
ビリー・グラハムというものすごく斯界では有名な牧師だが、日本ではほとんど知られていない人物の伝記として、楽しみ。
たまたま目に入ってきた。アメリカ人の文化人類学者が日本人夫婦の「Intimate Disconnections」(これが原題。どう訳すべきか)を調べたもの。