連休明けは僕もご多分に漏れず、憂鬱でけだるい気持ちになるが、その一方で年度の研究費が確定するので、学会費を払ったり、どかっと学術書を購入してしまう「逆五月病」という一瞬だけの狂騒状態になる。その勢いで購入した本は以下の通り。
目次を見るに、ウェーバー再考の流れの一つだな。同僚が学生にマルクス関連を読ませているらしいので、僕はこっちを今度指定するか(笑)。
戦前の日本の帝国大学に留学した朝鮮人エリートを追った本。京城帝大の教授陣は僕も調べているが、こっちの知識は手薄。
これは現代美術の本。社会主義リアイズムを基調としつつ、どのような絵画が現在の北朝鮮で描かれてきたか、ということをまとめたもの。貴重な仕事と思う。
タラル・アサドの新しい訳書。アサドは「分からん」「難しい」といいつつ、買ってしまう。
知り合い多数の論文集。宗教概念を主に人類学者の皆さんが再考したもの、かな。
これは僕の専門からして絶対に買わねばならない本。
大学同期の悪友の赤堀君(僕は昔からサブちゃんと呼んでいるが)の単著。祝、ご出版!多分僕などは読んでも分からぬが、友情に厚い僕は一冊だけ売り上げに貢献することにした。
この2冊の『現代思想』、知り合いが多数執筆だから誰かくれるかな、と甘い期待をしていたのだが、届かないので自分で買いました(笑)。
嗜癖治療の専門家としてお名前は存じ上げていたが、こんな本をお書きになっていたのね。
奥井先生の昔の社会学の入門書も本棚にあるのだが、未読。でもこんなタイトルなのでつい手が出ちゃった。
京都の差別論で参考になるかと思って購入。
イスラーム、カオダイ教、仏教のフィールドワークの成果をまとめ買い。こういうのは図書館になくちゃね(学科図書室に入れます)。