美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

衝動買い

年末でそこそこ忙しいが、そのストレス解消として、このところよく買い物をしてしまう。今日はちょっと気になっていたのをまとめ買い。

キネマ/新聞/カフェー――大部屋俳優・斎藤雷太郎と『土曜日』の時代

キネマ/新聞/カフェー――大部屋俳優・斎藤雷太郎と『土曜日』の時代

  • 作者:中村 勝
  • 出版社/メーカー: ヘウレーカ
  • 発売日: 2019/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 大部屋俳優で終わった人が戦前にファシズムに抵抗するかのような新聞を出していた、という話。京都新聞での連載だったそうな。

資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界

資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界

  • 作者:佐々木 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/03/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 宇沢弘文先生の伝記。宇沢先生の経済理論は、当方、数学が全くダメなのでスルーすると思うが、面白エピソードも山盛りある先生だしな。と言うわけで購入。宇沢先生の弟子である松島斉先生(現東大教授)も「宇沢先生が、「アメリカ政府の要請で、多くの経済学者が、ベトナム人を殺すのに必要な費用便益を計算していた」というお話をされた時の「ものすごい形相」を、一生忘れません」(『淡青』33号、2016)と仰っていたしね。

戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」 (集英社文庫)

戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」 (集英社文庫)

 

 有名な偽史である『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)』の「裁判」の顛末を追いかけたもの。表紙が安彦良和先生。

新仏教とは何であったか: 近代仏教改革のゆくえ

新仏教とは何であったか: 近代仏教改革のゆくえ

 

 中西先生からはいつも本をいただいているので、これももらっていたと勘違いしていました。済みません。ようやく購入。現在研究が格段に増えた「近代仏教」の概説書。

 タイトルに惹かれて。この出版社を起こした方も前々からの知り合いですので。