美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

気になる本をまとめ買い

このところ、読むスピードが目に見えて落ちているのだが(すぐツイッターとかに逃げすぎ)、懲りずに何冊か学術書をまとめ買い。半分ほどは大学図書館に納入したが。 

キリスト教と寛容:中近世の日本とヨーロッパ

キリスト教と寛容:中近世の日本とヨーロッパ

 

 キリシタン史の浅見先生が編んだ論文集。 

顕密のハビトゥス  神仏習合の宗教人類学的研究

顕密のハビトゥス 神仏習合の宗教人類学的研究

 

 このところ、ブッキッシュな研究ばかりで、こういうフィールドワーク系の研究所は手に取ってなかったな、という反省も込めて。フィールドは九州北部。 

帝国の福音: ルーシィ・ピーボディとアメリカの海外伝道

帝国の福音: ルーシィ・ピーボディとアメリカの海外伝道

 

 小檜山先生渾身の著作。 

奄美 日本を求め、ヤマトに抗う島―復帰後奄美の住民運動―

奄美 日本を求め、ヤマトに抗う島―復帰後奄美の住民運動―

 

 このところ、奄美と沖縄に関してのものは結構買ってしまう。

 

 

「神国」の正統論 『神皇正統記』受容の近世・近代

「神国」の正統論 『神皇正統記』受容の近世・近代

 

 丹羽さんと齋藤君のお二人は、博士論文を書籍化して、ともに送ってきてくださった。両方とも貴重な成果。

 

朝鮮学校の教育史――脱植民地化への闘争と創造

朝鮮学校の教育史――脱植民地化への闘争と創造

 

  

戦後日本における民族教育と、 植民地朝鮮における教育史の本もまとめ買い。 

東アジア 遭遇する知と日本

東アジア 遭遇する知と日本

 

 昔からお世話になっている桂島先生が編集された書籍。僕も良く知る若手が多く執筆している。 

明治大帝の誕生: 帝都の国家神道化

明治大帝の誕生: 帝都の国家神道化

 

怒濤の勢いで相次いで本を出されている恩師の本も、当然購入。僕も言うまでもなく「広義」の国家神道論に与するものです(というか、制度論的な狭義の国家神道では、こぼれ落ちるものが多すぎる)。 

民衆宗教論: 宗教的主体化とは何か

民衆宗教論: 宗教的主体化とは何か

 

 恩師島薗先生の若い自分の論文と、安丸良夫先生の論文を、磯前先生がまとめる形にした論文集(磯前先生も論文を執筆)。

 

ネット右翼とは何か (青弓社ライブラリー)

ネット右翼とは何か (青弓社ライブラリー)

 

 これは買わねばなるまい、と思い購入。知り合いも執筆しているし。 

みんなの「わがまま」入門

みんなの「わがまま」入門

 

 これまた知り合いの富永さんの本。 

農学と戦争 知られざる満洲報国農場

農学と戦争 知られざる満洲報国農場

 

満洲国(日本)の国策に振り回された農学者たちの記録。著者の小海先生は知り合い(昔、院生時代に朝鮮語中級を習った仲)。  

平和を我らに: 越境するベトナム反戦の声 (シリーズ日本の中の世界史)

平和を我らに: 越境するベトナム反戦の声 (シリーズ日本の中の世界史)

 

 油井先生の本は、つい買っちゃう。 

創造された「故郷」: ケーニヒスベルクからカリーニングラードへ

創造された「故郷」: ケーニヒスベルクからカリーニングラードへ

 

 ロシアとその周辺の歴史は、結構興味深い事例が多く、参考になるかも知れないと思い購入。以前、この書の翻訳者の橋本伸也先生の『記憶の政治――ヨーロッパの歴史認識紛争』を院ゼミで読み、面白かった、ということもある。