美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

満洲の天理教の資料など

今日はふらっと街中に出て、専門書をいくつか購入。 

満洲『天理村十年史』

満洲『天理村十年史』

 

 復刻された資料。天理教の機関紙『みちのとも』を読んでいると、昭和初期から満洲の「天理村」の記事が多くなっていて、その「結末」を既に知っている我々は胸を突かれる思いがする(ついでにいうと、満洲天理村の悲劇に着想を得た小説として、高橋和巳の『邪宗門』が挙げられる。ちなみに高橋の母親は熱心な天理教信者だった)。 

戦後史のなかの「国家神道」 (史学会シンポジウム叢書)

戦後史のなかの「国家神道」 (史学会シンポジウム叢書)

 

 知り合いが多数参加したシンポジウムから生まれた本。この本で俎上に挙げられている村上重良・島薗進に連なるという自意識を持つ僕としても、目を通さねばなるまい。 

壁の向こうの住人たち――アメリカの右派を覆う怒りと嘆き

壁の向こうの住人たち――アメリカの右派を覆う怒りと嘆き

 

 感情社会学の元祖、ホックシールドの新著。アメリカの右派に関するものなので、興味を持った。 

現代日本の宗教事情〈国内編I〉 (いま宗教に向きあう 第1巻)

現代日本の宗教事情〈国内編I〉 (いま宗教に向きあう 第1巻)

 
隠される宗教,顕れる宗教 〈国内編II〉 (いま宗教に向きあう 第2巻)

隠される宗教,顕れる宗教 〈国内編II〉 (いま宗教に向きあう 第2巻)

 

東大宗教学研究室出身者が集まって編集した宗教学講座もの。 僕も第4巻に書いています(12月出版予定)。手前味噌ですが、多岐にわたる論点を出していますので、様々な関心を持つ方に参考になると思います。お買い求めor図書館にリクエストして下されば幸いです。