美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

斉藤由貴クリスマスライブ@Billboard Osaka


月曜だが、忘年会シーズンのせいか、街は酔っ払いムード。今日は、Billboard 大阪で、斉藤由貴様のクリスマスライブ。このところ研究会、発表疲れの自分へのご褒美。大人になるって素敵(笑)。
豪華なディナーとともに、遅めのセカンドステージに参加。今日は、観客のことも考えての、懐かし目の曲が中心のセットリストでしたね。一番僕的に感動したのは「予感」ですね。元々大好きな曲だし、季節も合ってるし(カルピスのCMが目に浮かぶ)、由貴ちゃんの作詞者としての天稟を見せつけた曲でもある。以下で、今日のセットリストを記します。

1.モノローグ(一人芝居)
2.Winter Wonderland
3.夢の中へ
4.悲しみよこんにちは
5.初戀(academic version)
6.予感
7.Bella Notte
8.土曜日のタマネギ
9.AXIA かなしいことり
10.卒業
11.今だけの真実(ほんと)
以下、アンコール
12.「砂の上の足跡」の朗読
13.Somewhere out there


曲数は少なめですが、相変わらず由貴ちゃんのMCが面白すぎた。思い出すままに書いてみます。
開口一番、「最近再ブレイク中の斉藤由貴です」から始まり(実際、仕事がすごく増えたそうです)、「ごめんなさい、真田丸を壊せといったのは私です」と自由奔放。由貴ちゃんの面白MCは他にも「(最前列のファンを指差して)ガン見はやめてほしい、ご飯食べてお酒飲んでてください」「皆さんお分かりでしょうけど、私はあっち行ったりこっち行ったりするタイプではないので、こっち側の人は私の右側の横顔、そっち側は私の左側の横顔をずっと見る、と思ってください」「第一部に来て、またこの第二部にも来ている人、いますか?(パラパラ手が上がる)そういうのはやめてほしいです(会場大爆笑)。ディナー付きなのに、そんなに食べてどうする。もうそんな人はお客様じゃない、スタッフです」「同じことしか喋りませんよ。だから、二回目の人は先取りして笑ったりしないように」「リリー・フランキーさんが、この歌の歌詞みたいなことを言われたら、きっと立ち直れない、腰から、違った、膝から崩れ落ちる、まあ、どっちでもいいや、そういう気持ちになるそうです。でも、そういうMッぽいことを分かる人って、ここには多そうじゃないですか?まあ、Mっぽくないと、私なんかのコンサート、聴きに来ないでしょ(AXIAを歌う前に)」いやあ、最高だ。でも、泣かせるトークもありました。「皆さん、今年はどんな年でしたか?楽しかったこと、嬉しかったこともあったかも知れませんが、もしかしたら、哀しいことのただ中にまだいるような方もいるかも知れません。でも、こんな時間を皆さんとともにできたことを感謝します」なんて言われたら、あなた。
あと、途中、衣装替えがあり、再登場の時、会場を由貴ちゃんが一周してくれたのですが、40センチ先にまで来てくれて、神に感謝を捧げました。一瞬で魂が打ち砕かれました。
アンコールの時の物語の朗読は、たぶん由貴ちゃんのオリジナルなんじゃないかと思ったのですが、Twitterで教えてくださった方がいましたので、ご紹介すると「砂の上の足跡」という結構有名な詩だそうです。僕の記憶によると、こんな内容でした。ある男が夢を見ていた。その彼は海辺を歩いていて、いつも神が横にいて、二人分の足跡があった。でもある時彼は神にこう言った。「何故、私のつらかった時、一人分しか足跡がなかったのですか?そのときあなたはどこにいたのですか?」「愛する息子よ、私はお前を愛している、足跡が一つしかなかった時というのは、私がお前を背負っていたのだ」と。内容的にも、この詩で間違いないですね。僕は結構この話を聞いた時、震撼しました。由貴ちゃん、これを選ぶ時点で、あなた、やはりすげえよ・・・。
てなわけで、1年ぶりに生の由貴ちゃんのお姿を拝見して、深夜バスで帰宅中です。