美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

年度末に向けて

色々注文した本がまとめて届いた。ほぼこれで僕の研究費は終わりだな(買えるとしても、あと数冊程度の残金)。

このところ話題になっている平山さんの本をまとめて。彼の博論、僕の師匠の島薗先生も審査員だったのか。
いと高き貧しさ――修道院規則と生の形式

いと高き貧しさ――修道院規則と生の形式

かっこつけて結構アガンベンは買っているが、実はちゃんと読めてません。済みません・・・。
〈ハーフ〉とは誰か: 人種混淆・メディア表象・交渉実践

〈ハーフ〉とは誰か: 人種混淆・メディア表象・交渉実践

僕としては、田中東子さんの、マンガで「ハーフ」がどう表象されてきたか、という論文に興味がある。こちらは、少女雑誌での「少女」像の流れを追ったもの。最近はこっち方面の研究に厚みがましてきたな。国史として、このアプローチは重要だろう。
台湾と伝統文化―郷土愛と抵抗の思想史

台湾と伝統文化―郷土愛と抵抗の思想史

「知識分子」の思想的転換―建国初期の潘光旦、費孝通とその周囲

「知識分子」の思想的転換―建国初期の潘光旦、費孝通とその周囲

いつもお世話になっている、風響社の本。聶莉莉先生は、実は習ったことがあるんだよね。テーマとして取り上げられている中国の社会学者、費孝通も、般教の中国語(村田雄二郎先生の講義だったっけな)で読まされた思い出深い名前。