美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

友人の博士論文など

先日、京都BALの丸善でまとめ買いしたものが届いたのでご紹介。

ユダヤ教徒に見る生き残り戦略

ユダヤ教徒に見る生き残り戦略

大学入学以来の友人である、嶋田君の博士論文が単行本に!おめでとう。中世ユダヤ人に関する研究書(タイトルはポップだが)。嶋田君とは、まず「中国語選択クラス」で一緒になり、一旦学科はバラバラになったが(彼は東洋史、僕は宗教学)、博士後期課程から彼が宗教学科に鞍替えしてまた一緒になった。大分前だが、ある酒の席で嶋田君から「川瀬は、今だからいうけど、大学に入ったばかりの時はクソ生意気で、温厚な俺も時々むかついていたよ」と言われ、ショックを受けたことがあります(笑)。
宗教と宗教学のあいだ―新しい共同体への展望

宗教と宗教学のあいだ―新しい共同体への展望

  • 作者: リチャード・A.ガードナー,村上辰雄,Richard A. Gardner
  • 出版社/メーカー: ぎょうせい
  • 発売日: 2015/08/31
  • メディア: 単行本
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上智大学出版とは珍しい。知り合いや、僕のお師匠様も関わっている宗教学論集。
柏木義円史料集

柏木義円史料集

同じ片野先生編の「書簡集」や「日記」などはパラパラ見ていたが、去年出されていたんだな。ずっと柏木義円を追いかけていらっしゃる息の長さに頭が下がる。
韓国化する日本、日本化する韓国

韓国化する日本、日本化する韓国

友人の浅羽君の本、まだ買っていなかった。ごめんね。
靖国神社と幕末維新の祭神たち: 明治国家の「英霊」創出

靖国神社と幕末維新の祭神たち: 明治国家の「英霊」創出

これも買いそびれていた。靖国神社関連の学術書は、やはり買ってしまう。
いかに死を受けとめたか―終末期がん患者を支えた家族たち

いかに死を受けとめたか―終末期がん患者を支えた家族たち

こういう「死生学」「死生観」研究は今後の宗教研究では避けて通れない。
遺骨――戦没者三一〇万人の戦後史 (岩波新書)

遺骨――戦没者三一〇万人の戦後史 (岩波新書)

同僚が慰霊碑の研究をしていたり、研究室の後輩が外地での戦死者慰霊の問題を扱っていたり、知り合いから刺激を受けることも多く、僕もちょっぴり手を出そうと思っている分野。
魔女・産婆・看護婦: 女性医療家の歴史

魔女・産婆・看護婦: 女性医療家の歴史

10年ほど前に出たものの新装板。「女性と宗教」を考えるとき、魔女問題は必須でしょう。