美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

白梅之塔慰霊祭に参加

6月23日は「沖縄慰霊の日」ですが、今年は、旧県立第二高等女学校の同窓会の慰霊祭、「白梅之塔慰霊祭」に、学生とともに実習の一環として参加させてもらいました。「白梅学徒隊」は、「ひめゆり部隊」と並んで有名な女学生の部隊で、急ごしらえの「看護婦」としてこの世の地獄と言われた沖縄地上戦で多くが犠牲になりました。

会長も85歳というご高齢者の同窓会ですが(今回は91歳の元米兵の方も参加されていました。恩讐を超える、というのを目の当たりにしました)、近年は沖縄尚学高校など、高校生の「平和学習」の参加者も多く、恐らく今年は300名近くの人が出席したと思います(糸満市長や那覇市長も!)。
会長さんの挨拶の中の「亡くなった先生方や友人たちに、沖縄は平和な島になったよ、と言えないまま68回目の慰霊祭を迎えてしまい、断腸の思いだ(大意)」という言葉に胸がふさがりました。黒いフォーマルかりゆしを着て空々しい美辞麗句を喋って、沖縄県民の心に寄り添うどころか、それを逆撫でして立ち去った安倍首相と比べるのも申し訳ないほどの「迫力」でした。