美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

お盆明けに

お盆休みにどこに行ったかというと、本屋と映画「風立ちぬ」くらいというのが哀しいところだが、そのとき購入した本が以下のもの。

血盟団事件

血盟団事件

僕も井上日召の自伝『一人一殺』は持っているんだが、中島氏はどのように彼の人生を描いたのだろうか。
日本人は何を考えてきたのか 昭和編 戦争の時代を生きる

日本人は何を考えてきたのか 昭和編 戦争の時代を生きる

NHKでシリーズとして放映されたものの解説本。僕は安丸良夫先生や恩師の島薗進先生、上記の中島岳志さんが関わった「大本(教)」の回が入っているこの昭和編を購入。
黒い海の記憶――いま、死者の語りを聞くこと

黒い海の記憶――いま、死者の語りを聞くこと

タイトルから気になっていた。山形先生の東北大震災に関する思考と鎮魂の書。
ハモの旅、メンタイの夢――日韓さかな交流史

ハモの旅、メンタイの夢――日韓さかな交流史

竹国さんは河合塾で現代文を教えている方だが、韓国に関してのご著書も多数。
世界史の中の近代日韓関係

世界史の中の近代日韓関係

これはどちらかというと、関心のある学生に読んで欲しいな。
庶民たちの朝鮮王朝 (角川選書)

庶民たちの朝鮮王朝 (角川選書)

水野さんの韓国事情の本(韓国で出版されているトンデモ本の紹介とか)は結構読んできたが、こういうアカデミックなものはもしかして読むの、初めてかも。ぱっと目についたので購入。80年代にエイズが「出現」したときは同性愛者との結びつきが強調されていた、というのは憶えている。内村鑑三やその周辺に興味を持っている学生もいるので。
天皇制国家と女性―日本キリスト教史における木下尚江

天皇制国家と女性―日本キリスト教史における木下尚江

タイトルだけだと判りにくいが、実は木下尚江に関する研究。
朝鮮総督府官僚の統治構想

朝鮮総督府官僚の統治構想

タイトルからして固い本だけど、こういうのも一応僕は押さえておかねば。最近は植民地行政と本国との関係/関連性を問う研究が陸続と出ているような印象がある(ある意味当たり前なんだが)。