美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

「キドキラ」@近江八幡酒游舘

今日は近江八幡まで行き、zabadak吉良知彦さんと、様々なバンドで活躍している鬼怒無月さんのデュオ「キドキラ」のライブを見に行く。今日は風も強く寒くて、余り観光もできなかったが、数時間ライブ前には近江八幡をぶらつく。ライブ会場は、僕は二度目の「酒游舘」。ここは名前の通り酒蔵を改造したところで(というか、蔵元さんがやっているライブハウスです)、何と「絞りたて(火入れしていない)純米酒」を振る舞ってくださるので、意地汚い我々は飢えた狼のようにここに向かうことになるのであった(少し罪悪感を感じた僕は帰り際に、その4合瓶を買いました。恐らくお花見あたりで学生諸君に振る舞うつもり)。
以下では、僕がわかった範囲でセットリストを書きたいと思います。
1)遠い音楽
この曲からスタート、というのはもはや定番になりつつあるなあ。
2)Blackberry Winter(Alec Wilderの曲)
3)星の約束
吉良さんが「リハの時、かっこいいアレンジできたのに、そのコード忘れた!」と言っていて笑った。ツアー中、どんどんアレンジが進化しているようです。
4)ひとつの事件
5)グスコーブドリの伝記
おお、これはレア!しかも、ギター2本でこれが聞けるとは・・・。かっちょいいぜ。吉良さんも「これが前半の山」と言っていたもんな。でも、これの原型を若き吉良さんがやっている音源もあって、この前感動したところ。
D
MCで「グスコーブドリの伝記、ってどんな話だっけ?」という話題になり、「悲愴な話だったよね」「弾く方ももっと悲愴だけどね」というオチに(笑)。
6)Goodbye Earth
約22年前の『飛行夢』に入っている曲だが、昨今この曲の内容がますます深刻に受け止めざるをえない状況になっているのは心苦しいところ。もう一個原発がアウトになったら、完全に「さよなら」しなくちゃいけなくなる。
7)同じ海の色
これは何とツインボーカルで!
8)桜
お二人のギターで奏でられる「桜」は、ネット中継では見たことがあったが、生は初めて。震えるほど感動。陶然とする、という表現がふさわしい。ここで第一部が終了して休憩。酒瓶に群がる我々、苦笑するオーナー。
9)Poland
この曲はこれまで、それこそ何百回と聴いてきた曲だが、ギター2本でここまで表現できるのか、と驚かされる。
10)Murder case in Ohio
みんなで叫びましたよ「lucky man!!」。
11)?
これも曲名聞き損ね。鬼怒さんの曲。聞き覚えはあるのだが・・・。
12)人形たちの永い午睡
この曲もいつの間にかハードでロックな曲に進化した気がします。
13)ひと
14)Three Colors of the Sky
鬼怒さんと壷井彰久のバンド「ERA」の名曲ですね。
15)?(インスト)
16)夢を見る方法
本編はここで終了、以下はアンコールです。
en1)豊饒祝歌
これもいつものようにAパート、Bパートに分けて観客も参加したのですが、歌いやすい方を選んだせいで、ちょっとバランスが悪かったかな。
en2)Easy Going
これもお約束。我々ファンがもっとも調教されている曲の一つ。
酒と素晴らしい音に酔わされた夜となりました。それにしても、我々飲み過ぎだと思います(笑)。駄目な大人が集まっちゃってるよな。
今日、物販で購入したのは、以下のもの。鬼怒さんとヴァイオリニストの勝井祐二さんのバンド、Bondage Fruitのもの。

BONDAGE FRUIT VI

BONDAGE FRUIT VI

RECIT

RECIT

変幻自在。BGMには不向きです(笑)。