美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

zabadak神戸「耐久」ライブ@チキンジョージ

今週も、いそいそとzabadakのライブに赴きました。僕は2週連続。
場所は神戸のチキンジョージ。このところ、関西ではこのハコでやることが多いですね。だが、今日はいつものライブとは違う。何が違うのかと言えば、何と足かけ6時間にも及ぶ、3部構成の超ハードな耐久(聴く方が、ではなく演奏する方が)ライブなのだ。まさか、24時間テレビに対抗したわけでもなかろうに、こういう無茶な企画、良く乗ったなあ、とまずは呆れながら尊敬する(ミュージシャンの体力って、相当すごい人多いの、知っていますが)。開場は二時半。二時過ぎにチキンジョージに到着し、そのまま列に並び(今日は並んだ順番。当日券扱いの僕もそのせいで前から二列目に座れた)、「夏祭り」と称してセッティングされた会場の屋台(フランクフルト、焼きそば、かき氷、金魚すくいならぬチキンすくいなど)を冷やかしながら、スタートを待ちます。単なる印象ですが、今日は特に男性が多かったような気がします。昔は男女比が大体3:7くらいだったような気がするのですが。
取りあえず、各部のセットリストやMCをかいつまんで上げておきます。当然、長文になります。

第一部:吉良知彦小峰公子 基本のzabadakコーナー
1)カシオピイア
2)双子の星
「長丁場です、楽に聴いてください。こっちも楽にやりたい(笑)」
3)線香花火
4)海を見に行く
5)Still I'm fine
6)降りそそぐ百万粒の雨さえも(キャラメルボックスに提供した新曲)
7)明日からの風
8)街角・影法師
9)Birthday
10)樹海
11)冷たい夜に
12)はじめてうたったうた
弦が切れるハプニング発生!
13)Deir Paider

第二部:モーメント・ストリング・カルテット(山本紗由・有馬真帆子郷田祐美子・飯田香)をゲストに迎えてあんな曲やこんな曲を演奏
1)エピロヲグ―銀河鉄道の夜(以下2曲は吉良・小峰のお二人で)
2)夜毎、神話がたどりつくところ
ここでモメカル登場
3)遠い音楽
弦楽器が加わり、ものすごい深い演奏に。陶然としました。
4)四月の風
5)ひとつの事件
6)生まれては別れにむかうわたしたちのために
7)Wonderful Life
この6曲目、7曲目なんて、泣かせに来てるだろう、という構成と音。もし妻が隣にいたら、絶対手を握っているね。横には友人(男)のMさんしかいなかったので自重したがw。
8)月と金星
9)Poland
10)夢を見る方法
11)Easy Going(guest:大森さん)
斉藤ネコさんとのミニアルバムの時も思ったけど、zabadakの曲と弦の多重奏って合いすぎる。メモカルのCDも購入。若い女性ばかりに「ありがとうございま〜す」といわれて、やにさがるおっさんな俺。

第三部:吉良知彦の濃厚ずぶずぶzabadak
要するに「ひとりギタ鈴」と同じコンセプトですわな。このコーナーで吉良さん、怒濤の曲数をこなす。
1)windy tale→水の踊り
2)つまさきから向こう側
3)かしはばやしの夜
4)やまなし(初めて、とおっしゃっていた。激レア!)
5)わにのゆめ
6)Mistique Fly
7)Murder Case in Ohio
8)満ち潮の夜(with小峰公子&吉田じゅんこ。吉田さんは普段ハンガリアン・ダンスをされているダンサー)
9)かえりみち
10)月迷風影
11)八月のパーティー
12)アポロの月
13)Something in the air(これもすごくレアな気がします)
14)Cottleston Pie
15)Tin Waltz
16)夏日記
17)ひと
18)Airport
19)Life
20)マーブルスカイ
21)人形たちの永い午睡
22)チグリスとユーフラテスの岸辺(激レア)
23)Dreamer
24)駆け抜ける風のように
25)ねむれないよるのうた(with小峰公子
26)光の庭で(with小峰公子
これで終わり、と吉良さんが引っ込んだのに、アンコールの拍手で呼び戻す鬼畜な我々。吉良さんもさすがに「皆さん、容赦ないっすね」とおっしゃっていましたが(笑)。アンコールは全員参加の
27)豊饒祝歌

自分のメモを書き打つだけでも大変。やる方はどれだけ大変か・・・。何と51曲!!夢のような時間でしたね・・・。
とにかく吉良さん、公子さん、モメカルの皆さん、お疲れ様としか申せません。こういうときに「お疲れ様」を使わずしていつ使うのか、というくらいなもんです。