書評会
てなわけで、「朝鮮史研究会関西部会月例会」にて、今日は拙著が初めてオフィシャルな場所で書評されることになりました(読売新聞での小倉紀蔵先生の書評は、一種の「知り合い褒め」なので・・・)。
植民地朝鮮の宗教と学知―帝国日本の眼差しの構築 (越境する近代)
- 作者: 川瀬貴也
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 単行本
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あとは、旧知の青野正明先生からも色々指摘且つアドヴァイスをいただいた(関係する論文の抜き刷りまでいただいちゃった)。僕は昔、青野先生の本を書評したことがあり、今回はその「お返し」をいただいた形。青野先生の批判は多岐にわたるが、要約すると「政策立案過程と実施過程がはっきりしない」「各章の独立性が高く、本来は重なる部分があるのに、それを無視した構成になっている」ということにまとめられようか。
ともかく、他の先生も含めて、僕への批評は僕の本の「足りない部分」を「やればよかったのに」と残念がってくれる性質のものだったので、全面降伏するしかなかったです(笑)。これを「気の弱さ」とするべきか「潔さ」とするべきか。
会の後は、いつものように打ち上げ。もうすぐ韓国に帰国される尹海東先生(拙著でも依拠しまくり)から、先生の本(『植民地近代のパラドックス』)をいただく。二次会は中津の沖縄料理店で泡盛の一升瓶をみんなで飲み干し、僕はフラフラになる(僕らが入ったとき、ちょうどライブの最中で、三線に合わせて一部の先生方が踊りまくる。ここは韓国か、というノリの良さだ)。