美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

二本の木

今日は「アド街」がやってなかったので、何となくNHKをつけたら、「二本の木」というのをやっていた。癌に冒され、ホスピスで妻を看取った夫が主人公。夫役が片岡仁左衛門、妻役が竹下景子、というナレーション。二人がナレーションしながら、鼻をすするんだもんな。こっちももらい泣き。
僕としては、数年前亡くなったある学者のことを思い出す。夫は新聞記者、妻は学者で、妻が肺ガンに倒れ、そのまま若い命を散らせたのだ。この夫婦は僕の友達の友達にあたる(もう、亡くなったのは4年も前なのか。その時、別ブログでちょっと二人について書きました)。

その夜、妻に最期のキスをした。

その夜、妻に最期のキスをした。

僕がこういう事になったら、という想像は縁起でもないし、妻から「自分だけ悲劇のヒーローにならないでよ」と釘を刺されるだろうけど。