美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

お次は天理教

今、フリーハンドの講義では「日本近代宗教史」という感じのものをしているのだが、現在幕末維新期の代表的な新宗教を列挙して紹介、というのをこの一ヶ月ほどしている。今週金光教の紹介を終えたので、来週から天理教をやる予定なのだが、今更ながら過去に頂いた本や、お師匠様の古い論文(二十数年から30年前、僕のお師匠様は集中してこのあたりの「民衆宗教」研究をなさっていた)などをダウンロードして読み直している。で、昨日読み終えたのは、弓山先生の本。

天啓のゆくえ―宗教が分派するとき

天啓のゆくえ―宗教が分派するとき

これは大正期から昭和初期にかけて、天理教から分派していった集団の動向をまとめたもの。僕は「ほんみち」くらいしか知らなかったので、勉強になった。あと、今度この時代の諸宗教の「終末観」についての短いエッセイを頼まれているので、その予習も兼ねての読書だ。古本屋で村上重良先生のこの本を買ったのだが、まだ読んでないな・・・。秋にエッセイを書く段になったら読もう。
ほんみち不敬事件―天皇制と対決した民衆宗教 (1974年)

ほんみち不敬事件―天皇制と対決した民衆宗教 (1974年)