美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

怪作

本屋に寄ったら、清原なつの先生の新刊が出ているじゃないか、ということで購入。

相変わらず、とぼけた振りして性的なコノテーションばりばりだったり、投げっぱなしジャーマンなオチだったり、これは怪作と言ってよかろう。上半身が魚で下半身が人間、というのは、昔田中圭一の『ドクター秩父山』にあったなあ、なんてことを思い出したのは内緒だ(笑)。ちなみに僕は一番最初の話「金銀宝石姫とブリキ王子」が味わい深かった(これは寓話として深いなあ、と思った)。なお、『サボテン姫とイグアナ王子 (清原なつの忘れ物BOX (1))』の表題作がリメイクされておりました。