美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

内田先生の新刊

を読みながら、ブランチを食す。

街場の教育論

街場の教育論

昭和のエートス

昭和のエートス

今読んでいるのは、内田先生が「学校の先生向きに書いた」とおっしゃる『街場の教育論』の方だが、いつもの内田節にうなりながらぐいぐい読んでしまう。まあ、内容はほとんどブログで拝見していることなので、「復習」という感じなのだが。で、読み始めていきなり、

卒業生たちは自分の出た学部や学科がなくなること、自分の受けたカリキュラムがなくなることについてつねにショックを感じます。それは彼女たちにとって「あなたの受けていた授業はもう時代遅れで無意味なものになった」と宣告するに等しいからです。(p.29)

という部分に胸を突かれる。僕には心当たりありまくりなので(「潰した」当事者として)。