美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

休刊日の朝

今日は新聞の休刊日。ということで、朝飯喰いながら、ビデオ録画していたドキュメントものを立て続けに見ることにする。一つは「ETV特集」でやっていた「戦争は罪悪である―ある仏教者の名誉回復」というもの。研究者仲間の大谷さんがすでにご覧になって感想をお書きだが、僕も遅ればせながら視聴。岐阜県真宗大谷派の僧侶竹中彰元師が日中戦争真っ直中の世相に抗して「戦争は罪悪」と言い切ったというもの。どこの巨大宗派もそうだけど、謝るの遅すぎ。ちなみに僕の田舎(川瀬家の墓がある場所)は岐阜県の養老で、問題になった竹中師のお寺に近い。しかも大谷派だから、この問題は、川瀬家の「ご縁さん(旦那寺を真宗ではこう呼ぶ)」もこの事件を知っていたんじゃないかと思う(少なくとも噂にはなったんじゃなかろうか)。
もう一本は、「その時歴史が動いた」の「神々のうた 大地にふたたび―アイヌ少女・知里幸恵の闘い」の回。まあ、この番組は再現ドラマで感動させようとする作りなのは判っているけど、やはり感動してしまう。彼女の弟の知里真志保の伝記も読んで、金田一京助との複雑な関係とかも一応知ってはいるんだけどねえ。