美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

阪大での研究会

今日は昼から阪大の日本学科の研究会に出席。僕のお師匠さまである島薗進先生が今日まで阪大で集中講義をしておられ、それに合わせて設けられた研究会だった。あと、日本学科の荻野先生も発表をされた。
島薗進東京大学)「慎重論の論拠を求めて」
荻野美穂(大阪大学)「代理出産の意味するもの」
というのがお二人のご発表のタイトル。島薗先生は、いきすぎた(と感じられる)先端医療やエンハンスメントについて、どのような「抵抗」の言葉があり得るかを模索したご発表だったとまとめられようか。荻野先生も、代理出産というテーマに注目して、「ここまでは許されるがここからは許されない」というボーダーラインを引くことの難しさを再確認、という趣のご発表だった。最近、自分も島薗先生をまねて『思想地図』で生命倫理と宗教に関する小論を書いたばかりなので、参考になるかと思っていそいそと出席したのだった(まあ、川村邦光先生のご厚意で、良く阪大の研究会や集まりに参加させていただいているのもあるが)。僕にとっては知っていることも多かったが、先生方の挙げられていた参考文献をいくつか今度集めよう、という気にさせられた。
夕方は当然のように打ち上げ。一次会は大学の近くの沖縄料理店。参加者はおよそ20名ほどだったと思うが、泡盛の一升瓶が空いてしまう飲みっぷり(僕も2杯頂いた。銘柄は石垣島の八重泉)。いつものようにへべれけになった(笑)川村先生に誘われるまま、僕は二次会に参加。そこで終電ギリギリまで飲んで、結局午前様&タクシーで帰宅。