美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

どうにかしてくれ

昨日の新聞に出ていたけど、下関の教育長がたわけた発言をしたそうだ。この人の脳みその中身はどうなっているのか、マジで理解不明。ちょっと引用すると、

山口県下関市の嶋倉剛教育長(44)が26日、学校への教育補助金増額を求めて訪ねてきた山口朝鮮学園の金鍾九理事長と保護者らに、日本の朝鮮半島に対する植民地支配について「植民地支配は歴史的事実に反する」と述べた。
 同学園は山口朝鮮初中級学校を運営。この日、保護者側は「植民地支配によって日本に渡航せざるを得なかった朝鮮人子弟が通っている。ほかの外国人学校とは経緯が違うことをふまえて対処してほしい」と要望した。これに対し、嶋倉教育長は「植民地支配という部分については歴史的事実に反するので受け入れられない」と述べた。
 保護者らは机をたたくなどして激しく抗議し、金理事長も「歴史的事実は歴史的事実と受け止めて」と主張した。嶋倉教育長は「日朝併合の部分をいかに言うかは自由」と言いつつ、植民地支配であったことは改めて否定。「そこは日朝交渉でやって頂ければいい話」と述べた。

うーん、すごい。「植民地でも良いことをした」というよくある「修正主義者」的発言ではなくて、何をもって「植民地支配」であったことを全面的に否定しているのか判らないが、あれが植民地支配でなければ何だって言うのか(制度的にも法体系とか全然違ったんだぜ。一々指摘するのもアホらしいが)。このオッサン、元文部科学省の官僚らしいが、よく数々の試験を突破できたよな。たまたま近現代史に関する問題や授業はスルーできた運の強さがあったのかも知れないけどねえ。