アイデンティティとは

昨日の土井隆義さんの本の話題とかぶるが、今日から二年生の基礎ゼミで読み始めた本でも、やはり「アイデンティティ論」を避けて通れなくなった。

チマ・チョゴリ制服の民族誌?その誕生と朝鮮学校の女性たち

これは、在日コリアンという「在日外国人」問題も取り上げられるし、女性のエージェンシーというフェミ的な話題も取り上げられて「一冊で二度おいしい」と見込んでチョイス。
今日読んだ第一章は理論的な部分だったので心配していたが、二人の発表者が実に良いまとめをしてくれて一安心。僕も昔読んだ本をひっくり返して準備したのだが（吉野先生と福岡先生）、そういう理論的な話よりは、女子学生が多いこともあって、「ファッションとアイデンティティ」みたいな軟らかい話（元ネタは上野先生）で盛り上げる。

文化ナショナリズムの社会学―現代日本のアイデンティティの行方

在日韓国・朝鮮人―若い世代のアイデンティティ (中公新書)

「私」探しゲーム―欲望私民社会論 (ちくま学芸文庫)