美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「成長物語」と精神分析

今日は新幹線の中で、以下のブックレットを読了。『秘密の花園』ノート (岩波ブックレット)作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/01/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (11件) を見る作者は…

唱歌の政治性

以前に買っていたのだが、まだ読んでいなかったので、今日一気に読む。実は、僕の今年のゼミ生で、明治中期に君が代はいかに普及したのか、というテーマで卒論を書いたのがいたから、口頭試問の直前にいまさらあわてて確認、という感じ。唱歌と国語 明治近代…

ヴィクトリア時代物

昨日から、ゼミ生のO田さんに借りたこのマンガを読んでいる。一言でいうと「ひどい」(笑)。何がひどいかって、作者のキャラいじめがだよ!!山岸凉子先生に匹敵するよ、このキャラいじめは。Under the Rose (1) 冬の物語 バースコミックスデラックス作者: …

講義終了

今日、大学院ゼミが終わり、2009年度の講義が全て終了。お疲れ様、俺(及び学生諸君)。でも、来週からテスト期間及び口頭試問期間(まだ、卒論読み終えてない・・・)。 今日の院ゼミは、史学専攻の教員と院生が全員集う「総合演習」。今日はM1のみんな(4名)…

実は二度目の掲載

今日、大学宛に、突然『AERA』の最新号(2010.2.1、No.4)が送られてきた。 あれ、何でだろうと記憶を辿ると、数ヶ月前、突然AERA編集部の人から「日本に来て宣教している韓国教会について教えてくれ」という電話取材を受けたことを思い出した。その時、適当…

似たもの同士・ネガとポジ

今日読み終わったのはこの本。日本思想という病(SYNODOS READINGS)作者: 芹沢一也,荻上チキ,中島岳志,片山杜秀,高田里惠子,植村和秀,田中秀臣出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/01/19メディア: 新書購入: 14人 クリック: 314回この商品を含むブログ (49件…

学部ゼミラスト

今日が、2009年度の学部ゼミのラスト(ダブルヘッダーで個人発表を終了)。 今僕が教えているこの学科は、既に廃止が決定しており、3年生、4年生が同時に出るゼミは、今日で本当に最後になる(来年は4年生と留年生だけ)。うーん、一抹の寂しさを感じるよ…

ガンダムから離れられない

んだよな、僕は。まあ「ファースト」に限ったことですが。今日は以下の2冊を購入。ライヴの帰り、カフェに寄って、一気読み。機動戦士ガンダム THE ORIGIN (20) ソロモン編・後 (角川コミックス・エース 80-23)作者: 安彦良和出版社/メーカー: 角川書店(角…

野沢香苗さんライヴ

昨日、一昨日と連チャンで研究会もあったので、今日は休日らしく過ごすことにする(実は、京大で興味深い研究会があったのだが、気づいたときにはもう参加が締め切られていた・・・。僕の知り合い、元指導教官の先生までいらっしゃっていたのだが。あとでお話を…

今日も研究会

今日は「朝鮮史研究会」という学会の、関西例会に出席。今日の発表者は、現在国際日本文化研究センターに客員研究員で来ていらっしゃる尹海東(ユン・ヘドン)先生。タイトルは「植民地近代の公共性―変容する公共性の地平」というもの。僕は昔、先生の論文を…

へうげもの

最新刊、出ましたよ。早速講読。へうげもの(10) (モーニング KC)作者: 山田芳裕出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/01/22メディア: コミック購入: 8人 クリック: 48回この商品を含むブログ (73件) を見るこの巻、色が素敵。朝鮮半島に渡って窯の作り方など…

研究会

今日は「現代思想研究会」という研究会(@京都キャンパスプラザ)に久々に出席。実は、恐らく4年ぶりくらい・・・。でも、結構おぼえてくれている人も多くて、助かりました。今日は著者の山下さんもお招きしての読書会。ナショナリズムの狭間から作者: 山下英…

プライドと後ろめたさの無限ループ

昨晩、本屋さんで見つけたSYNODOSの最新刊を購入。日本思想という病(SYNODOS READINGS)作者: 芹沢一也,荻上チキ,中島岳志,片山杜秀,高田里惠子,植村和秀,田中秀臣出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/01/19メディア: 新書購入: 14人 クリック: 314回この商…

会議漬け

今日は一日会議だった感じ。午前中、僕が委員長を仰せつかっている小さな委員会。30分くらいで終わるかなあ、等と甘い予測をしていたら、しっかり90分。 その2時間後からは学部および学科会議。厄介な問題もなく終了。 他の大学の先生のブログやら種々の「呟…

新書を

通勤途中、本屋により、目に着いた新書を買う。性的なことば (講談社現代新書 2034)作者: 斎藤光,澁谷知美,三橋順子,井上章一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/01/19メディア: 新書購入: 5人 クリック: 63回この商品を含むブログ (19件) を見るこういう…

Passione

今日、講義が終わった後、遅めの昼食を、このところ馴染みになりつつある「Radio Bagel」(北山の奥にあるベーグル専門店)に買いに行ったところ、特徴ある自転車が店先にあった。その特徴とは、家屋の梁を思わせる角張ったフレームと、目立つ黄色の前カゴ(…

アマゾンにて

以下の本を購入。平成オトコ塾―悩める男子のための全6章 (双書Zero)作者: 澁谷知美出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/09/01メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 227回この商品を含むブログ (23件) を見る最初本屋で見たときは購入を見合わせたのだが、…

イージーリスニングじゃねえ!!(笑)

今日は夕方から、三条木屋町の「ライブスポットRAG」に行く(開場10分前に着いたら、僕が一番乗りで、最前列。整理番号二桁だったのに・・・)。今日のライブはベーシストのバカボン鈴木さんの4日連続のライブの千秋楽で、「バカボン鈴木4DAYS「仙夜一夜 魅惑…

24時間営業の書店で

日付は今日だが(感覚的には昨日になるわけだが)、深夜、某エッセイを書き終わった僕は急に思い立って大学近くの24時間営業の書店(あるんだな、これが)に向かい、以下の本を購入。ガラスの仮面 第24巻 ふたりの阿古夜 1 (白泉社文庫 み 1-38)作者: 美内す…

届いた本

注文していた本が数冊届く。心霊の文化史---スピリチュアルな英国近代 (河出ブックス)作者: 吉村正和出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/01/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 60回この商品を含むブログ (11件) を見るタイトル…

卒論提出

今日は学科の卒論提出日。5時が〆切だったんだけど、毎年一人くらいは遅れるのが出るんだよね。うちは学科主任が直接受け取るというシステムだから、情状酌量が利くけど、大学によっては、事務が5時でシャッター降ろして、毎年そのシャッターの前で泣き崩…

カーネーション

僕の友人(特に鈴木祥子さんのファン)の中には、熱烈なカーネーションファンが多く存在する。僕もそこそこ昔から聞いたりしていたのだが、その友人達の勧めもあって、とりあえず以下の二枚を購入。EDO RIVER(Deluxe Edition)アーティスト: カーネーション出…

暗くなる話題だけど

避けられないのが、大学問題。というわけで、この本を購入。大学破壊―国立大学に未来はあるか作者: 全国大学高専教職員組合出版社/メーカー: 旬報社発売日: 2009/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (9件) を見る主に国立大…

三度友人のバーへ

今日は大学院ゼミ一つと、卒論相談2件(M山君とH川君)。全部終わると、7時過ぎになっていたので、そのまま梅田に向かい、友人がバーテンダーをやっているお店「Singles」に向かう。僕は今日で三回目。初めてあった人とも喋り、いつもの如く閉店までいて、…

さとう珠緒の凄さ

今更だけど、息抜きにこの本をゲット。休憩時間に読んでたら止まらなくなり、一気に読み終える(一時間ちょっとで読めちゃうけど)。超教養 (ダ・ヴィンチ ブックス)作者: さとう珠緒出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/03/14メディア: 単行…

浪漫主義という投企

今日は、家で大学院ゼミで読む予定のこの本を予習。〈弱さ〉と〈抵抗〉の近代国学 戦時下の柳田國男、保田與重郎、折口信夫 (講談社選書メチエ)作者: 石川公彌子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 64回この商品…

古き良き青春+どろどろした感情

今日は卒論草稿が届いていないので、「休日」モード。 てなわけで、今日は「マンガ」の日。まず読んだのは、昨日買ったこれ。坂道のアポロン (5) (フラワーコミックス)作者: 小玉ユキ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/01/08メディア: コミック購入: 2人 …

二本の木

tv

今日は「アド街」がやってなかったので、何となくNHKをつけたら、「二本の木」というのをやっていた。癌に冒され、ホスピスで妻を看取った夫が主人公。夫役が片岡仁左衛門、妻役が竹下景子、というナレーション。二人がナレーションしながら、鼻をすするんだ…

帰り道で

今日も午後遅くに休日出勤して、H山さんの卒論指導(だんだんまとまってきたけど、論文の「セールスポイント」が見えづらいから、もっと分かり易く主張せよ、と無理難題をふっかける)。今日は幸い彼女だけ。夕方まで待ったけど、他の連中からメールも来ない…

「愛の説教部屋」は続く

今日も今日とて、卒論草稿に朱を入れ、該当学生を呼びつけ愛の説教を延々繰り広げることに。一人当たり、約一時間以上。こっちが一方的に「攻めて/責めていた」はずなのに、この「吸い取られた」様な感覚は何?二人の説教が終わった後、しばし虚脱状態(こ…